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2010年03月24日

海からのメッセージ 三部作最終章 ~サンゴ~

・気温27℃
晴れ晴れ晴れ



もう夏が来たかのような暑さ。
ハウスでバナナの植え付け作業で汗ダクダクでした。


さてやっと最終章です!


海からのメッセージ 三部作最終章 ~サンゴ~





まずサンゴって?ああ、かなりザックリ書くのでツッコミは入れないで頂きたい。

・植物ではなく動物
・光合成、プランクトンを捕食して養分を得る
・卵産む
・炭酸カルシウムの硬い骨格
・サンゴの核「褐虫藻(かっちゅうそう)」が骨格にたくさん埋まってる





サンゴ減ってるって良く聞くけど?原因は?

・エルニーニョ、ラニーニョ現象
・オニヒトデ、レイシカイダマシ大量発生による食害
・生活排水流出
・スノーケリング、ダイビングなどの人害






沖縄全体では約10年前と比べると1/8までサンゴが減っていると
博士が言ってました。

確かにビーチで泳ぐとサンゴが死んでいるガレ場が目立ちます。
全部生きてた10年前はサンゴが島一周広がっていたことが容易に想像できますね~




死んでしまった7/8。
除々に減っていると思われがちですが、

実は1998年に7/8のサンゴが死んでしまったんです。



1998年に何が!?

ラニーニョ現象のせいなんです。
長くなるんで省略しますが、沖縄地方の海面温度がぐぐっと上がって、
しばらくそのままの海水温度になっちゃったんですね。


すると養分を確保する褐虫藻が暑さで耐えきれず骨格から出てしまいます。


ボクらが目にするサンゴは十分な栄養を確保できず、
白化して崩れてしまう訳ですね。




ラニーニョ現象の次はオニヒトデ。

宮古島でも東海岸、ダイビングポイントではサバオキで大量派生のち大移動。
サバオキ北側のポイント手前で駆除したオニヒトデは、その数なんと5000匹!!


大移動した後の景色は一面真っ白。





しかーしっ!

悪い方向だけに向かっている訳ではありません。



ラニーニョ現象の1998年以降、伊良部島のサンゴは回復に向かっています。
今では小さいサンゴが一面を覆い尽くすほどです。


いつも見るたびに生命のもろさと共に力強さ、感じます。


海からのメッセージ 三部作最終章 ~サンゴ~
























エルニーニョ現象、ラニーニャ現象、オニヒトデ大量発生etc・・・



直接的人害ではないももの、

元をただせば人間が引き起こした環境変動です。




もし宮古島でスノーケリング、ダイビングをする機会があれば、
キレイなサンゴを見て楽しんだ後、

脇のほうで折れて積っているサンゴも見てみて下さい。




きっと何か感じるものがあるはずです。


以上、三部作最終章 ~サンゴ~ でした。




海からのメッセージ
第1章 ~ハリセンボン~
第2章 ~リュウグウノツカイ~
第3章 ~サンゴ~


海は確実にメッセージを送り続けています。

私たちは耳を傾けるべきです。



Sea you!

海からのメッセージ 三部作最終章 ~サンゴ~



Posted by ブルースペース at 21:29│Comments(0)
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